職場が割と近い妻は、通勤に自転車を使っておりました。
おりましたってところが過去形ですが、そうです、今は自転車通勤はしておりません。
なぜなら、もともと腰痛持ちの妻は自転車通勤によって腰痛を悪化させてしまったからです。
時折、自転車通勤を復活させたりしますが、その度に腰が痛くなり自転車通勤を辞めるの繰り返しでございます。
自転車に問題があるのではと自転車の購入を考えたりしますが、自転車ばかりが増えても置き場所に困りますし、何か手はないかと足りない脳みそをフル回転させているところでございます。
自転車って健康に良さそうって思いませんか?
そうなんですよね、自転車は健康にいいんですよね!
しかし、乗り方を間違えると腰に負担がかかり、腰痛を引き起こしてしまうんです。私の妻のように、もともと腰痛持ちの人は自転車の乗り方を間違えるとますます腰痛が悪化してしまうんです。
では、どんなことに気をつければ腰に負担をかけずに自転車に乗ることが出来るのでしょうか?
自転車に乗る時の姿勢や漕ぎ方が悪いと腰痛になることも
皆さん、普段自転車に乗る時って乗り方を気にしたりしますか?ほとんどの方は乗り方まで気にして、自転車を乗られてないかと思います。
私は自転車に乗る時、姿勢はとくに気にしたことはございません。 サドルに腰掛け、ハンドル握り、ペダルを漕ぐだけ。ただそれだけで良いのでは?と思いませんか?
しかし、自転車に乗っているときの姿勢や漕ぎ方によっては、腰に負担をかけてしまうことがあるのです。
ここで腰痛になりやすい動きと、なりにくい動きをご紹介します。
腰痛になりやすい動き
腰痛になりやすい動きとは、腰が丸まって骨盤が後傾姿勢になる動作の時に腰に負担がかかります。
自転車で例えると、前のめりになるような姿勢になるロードレーサーのような自転車に乗ると、腰に負担がかかり痛みが起こりやすくなります。
それに対して腰痛になりにくい動作とはどういうものでしょう。
腰痛になりにくい動き
腰が立っていて、骨盤は前倒かフラットな姿勢だと腰に負担がかからず腰痛になりにくい動作になります。
自転車で例えると、椅子に座り垂直なポジションでハンドルを握る事が出来れば腰に負担がかかりにくいと言えます。
腰痛にならない為の自転車のベストポジションとは
腰痛にならないための自転車の乗り方とは、どのようなことでしょう。
大切なのは、体に合った自転車を選ぶことです。 大きすぎても小さすぎてもダメです。
自転車に合わせるのではなく、体に合った自転車を選ぶことでポジションをしっかりと出すことができます。
そして、サドルとペダルの位置をベストなポジションに決めれば、楽な姿勢で乗る事ができます。
よくサドルに座って地面につま先がつく位が良いと言いますが、それはベストなポジションではありません。足の裏が地面にベッタリ付くようなポジションもダメです。ベストなポジションとはサドルに座ったときのペダルとの距離です。
サドルに座り、ペダルを一番下にした時に膝が少し曲がるくらいがベストです。そして、ハンドルにもたれかかり体重をのせるような乗り方は良くありません。腕や肩それと腰に負担がかかり良くありません。
腰を立て背中を軽く丸めて乗ると、腰に負担がかからず腰を痛めにくくなります。
腰痛になりにくい自転車を選ぼう!
腰に持病がある方や腰に痛みを抱えている方が自転車に乗る場合は、できるだけ腰痛を引き起こしにくい自転車を選ぶことが大切です。
腰に負担の少ない自転車を紹介します。
シティーサイクル
腰に負担がかかりにくい自転車はシティーサイクルです。よくママチャリと呼ばれる自転車がシティーサイクルです。
シティーサイクルは短距離を安全に気軽に乗るために作られた自転車です。通学用の自転車の代表的な自転車も、シティーサイクルですよね。
シティーサイクルはサドルが大きくクッション性も良く、椅子に腰かけた感覚に近いので腰が立ち、前方を見やすい姿勢で乗ることができます。
シティーサイクルは腰痛になりにくい姿勢をとることはできますが、長距離を走ることには向いていません。
なぜなら、腰が立っている状態になりますので、長い時間腰掛けていると道路からの振動を全てお尻で受けることになり、腰痛の原因になります。
短距離にお使いになるのでしたら、シティーサイクルは腰に負担が少なく向いているといえます。
クロスバイク
クロスバイクとは、マウンテンバイクの特徴を残しつつ舗装路(オンロード)で使いやすいように改良された自転車で、街中から長距離まで走ることのできるマルチな自転車と言えます。
ロードレーサーのように極端に前のめりになりませんので、腰への負担が少なくて済みますし、シティーサイクルのようにタイヤが太めなので、路面からの衝撃を和らげることができます。
クロスバイクは姿勢がやや前のめりになりますので、サドルの高さだけでなくハンドルの高さも腰に負担がかからない高さに調整する必要があります。
サドルとハンドルの高さがぴったりと合えば、腰に負担がかからず一番乗りやすい自転車といえます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
自転車を漕ぐ時のポジションを見直しただけでも腰への負担は減ります。
短距離ならシティーサイクル、長距離にも使いたいのならクロスバイクがおすすめです。
それともう一つ大切なことは、サドルの高さです。
下の画像のように、サドルに腰掛け、ペダルを一番下にした時に膝が軽く曲がるくらいが丁度いいポジションですので、ぜひご参考にしてくださいませ。
腰痛の原因はほかにあるかも?と思われる方はこちらの記事もあわせてどうぞ!
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m