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下手な慰めや励ましは反感をかうことも。言ってはいけない慰めの言葉【5選】

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会話の中で、とくに気を使うのは、悩みを抱えていたり落ち込んで元気がない人を、なぐさめたり、励ましたりする時ではないでしょうか。

気の利いたアドバイスをするつもりが、ついうっかり余計な一言を、なんて経験ありませんか?

元気がない人ほど、ちょっとした一言に傷つきやすいものです。

余計なひと言を言ってしまい相手を傷つけてしまうなんて事がないよう、言葉選びは慎重にしたいものですよね。

どのような話し方が励ますのに良い話し方なのでしょうか?

控えたい言葉や注意点などをご紹介していきます。

 

 

あれこれ詮索をしない

なぐさめたり励ましたりするときは、相手の事情がわからなくてはいけません。 

ですので、ついついあれこれと詮索したくなるものです。

例えば、離婚した人に対して、離婚した理由を聞いたり今後の生活の心配など、相手のプライバシーに関する余計な詮索はしてはいけません。

なぐさめの言葉をかけてあげたいと思えば思うほど、相手の事情を知りたくなるのもわかります。

ですか、誰もが詳しい事情を話したいとは限りません。

むしろ、あまり深い事情まで立ち入らないでほしいと感じる人の方が多いのではないでしょうか。

こんな時は、余計なことを言わず、そっとそそばに寄り添ってあげるだけでも十分なぐさめになります。

たわいもない会話のほうが相手の気持ちもほぐれるものです。

なぐさめの言葉より、相手に寄り添ってあげることが大切です。 

 

叱り口調の励ましはNG。反感を買うだけ

 相手を励ますつもりが、上から目線でアドバイスをしたり、ついつい叱り口調になってしまうことも。

自分ではそんなつもりではなくても、相手は不快な思いをします。

叱り口調の話し方をする人は、人の上に立つ仕事をしてる人や、指導者、リーダー役やまとめ役などをされた退職者の方に多い傾向があります。

普段の生活の中で、注意や指摘をする立場の人は、叱り口調が癖になってしまいがちです。

このような方は、退職後に静かに暮らしている地域の人たちから、つまはじきにされかねませんので、叱り口調が癖になっている人は治した方がいいかと思います。

叱咤激励は、落ち込んでいる相手の心には絶対に響きません。

 

励ます時は他の人と比較をしない

 落ち込んでる人に、こんな言葉をかけたことはありませんか?

「辛いのはあなただけじゃない。もっと辛い思いをしてる人が他にもいる」

「君の会社はまだまし。あっちの会社は毎日残業らしいよ」

言った相手からすれば励ますつもりなのでしょうが、事情も知らない他人から言われても、何も心に響きません。

自分で自分に言い聞かせるのなら良いでしょうが、他人が励ますつもりで他の人と比較するのは、むしろ逆効果になります。

 

励ます時にがんばれは禁物

どう励ましてあげればいいのかわからない時、つい口に出てしまいがちな言葉は「がんばれ」ではないでしょうか。

とても便利な言葉ですよね。

スポーツ・勉強・仕事など、大抵のことにあてはまる代表的な励ましの言葉です。

気力・体力ともに満ち溢れている人にとっては励ましの言葉になります。

しかし、気力・体力がどん底にまで落ちている人にとっては、とても過酷な言葉になってしまいます。

 こんな人には【がんばれ】は禁物

  • 残業続きで気力体力ともに落ちている人
  • 大切な人と死別し強い悲しみに満ちている人
  • 悲観的になっている人
  • 精神的に追い込まれている人
  • プレッシャーでへこんでいる人

このような方に励ましの言葉をかけるのでしたら、「無理しないでね」「無理しなくても大丈夫だよ」とやさしく声をかけたほうが、励ますことにつながります。

 

不幸中の幸いは慰めになってない

なぐさめ・励ましになっているようで実はなってない言葉に「不幸中の幸い」という言葉があります。

ついつい使ってしましがちな「不幸中の幸い」ですが、実は相手を惑わせたり、傷つけてしまうことがあります。

この言葉の意味は「とてもつらい出来事でもポジティブに捉えれば必ず良い面が見つかる」と、慰める時に使かわれる言葉ですが、人の心理はなかなかそうはいきません。

場合によっては、嫌味ととらえる人もいるでしょうし、何より当事者はそんなにポジティブに出来事をとらえられるほど余裕はありません。

事故に遭った人に「命が助かっただけでも良かった。命あっての物だねなんだし、不幸中の幸いだったね」なんて、間違っても言わないように注意しましょう。

辛い思いをしてる人に「前向きな言葉」をかけるのは、誤解を招きかねないというお話です。 

 

最後に

なぐさめる時や励ます時の言葉選びは難しいですね。

何か気の利いた言葉を投げかけたいと思うことは、とても優しい心遣いです。

しかし、言葉を間違えれば反感を招きかねません。

むしろ、言葉が見つからないのでしたら黙って相手の話を聞いてあげることが、本当の慰めや励ましになるのかもしれませんね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

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