- 乾燥してるときは海苔のようで、雨上がりで濡れている時はキクラゲのような、ブヨブヨしたモノはなに?
- 庭や芝生の表面に、わかめのようなきくらげのようなブヨブヨした物体が大量に発生してるけどどうしたらいいの?
- 駆除方法や生えないようにする対策などがないかな~
と、お悩みではありませんか?
そのブヨブヨした物体は、イシクラゲです。イシクラゲは駆除しなければ、どんどん増殖して大変なことになりますよ!そうならないためにも、早めの対処が重要です。
イシクラゲの駆除方法や、対策をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
芝生にヌルヌルとしたきくらげのような物体はイシクラゲ!
芝生に黒い物体のあちこちと生えてたりしませんか ?
雨の日の翌日だとヌルヌルとしたキクラゲのようになったり、太陽にさらされると乾燥してパリパリと海苔のような状態になったりする黒い物体です。庭や芝生につく黒い物体はイシクラゲと呼ばれ、藻の一種です。
名前にクラゲと入ってますが、クラゲの仲間ではありません。乾くとパリパリと海苔のような状態になりますが、海苔の仲間でもありません。
このイシクラゲ、芝生や庭などでよく見かけますが、道端やコンクリート面などにもできます。
雨の降った翌日は濃い緑色でゼリー状になり、乾燥するとパリパリと黒い海苔のような状態になります。
このイシクラゲ、実はは食べられるそうです。
その昔、日本では食用にもされ、汚れを丁寧に取り除いた後、湯通しし、酢の物などにして食べたそうです。別名はいわきクラゲや姉川クラゲと呼ばれ、沖縄県ではモーアーサ、ハタカサとも呼ばれています。
生息する場所が場所だけに、現代ではちょっと口にするのは気が引けますね。お腹を壊すと大変ですから、庭からとって食べたりしないように。
芝生に生えたイシクラゲの駆除方法
気がついたときには大量発生。いえいえ、ちらほらと見かける程度の時から何となく気がついてはいたけど、そのうちなくなるんじゃないかと、知らんぷりしてたと言うのが正直なところではないでしょうか。
私はそんな1人です。反省。
基本的に、イシクラゲは地道に手で取る方法しかありません。「少ないうちに取っておけばよかった」となりますよね(*_*)
しかし、イシクラゲは藻の一種ですので、ただ取ったのではまた発生してしまいます。
それに、イシクラゲは表面だけではなく地中に根付き、その上、普通の除草剤ではほとんど効果がありません。
「じゃあ、どうすんのよ〜」となったあなた、イシクラゲを効果的に除去できる商品があります。
その名は「コケそうじ」です。
こちらの商品はコケ用に開発された商品ですが、イシクラゲの駆除にも効果があると評判の商品です。使い方はとても簡単!イシクラゲめがけてスプレーするだけ。
これで一安心!
と言いたいところですが、イシクラゲは一部が残っただけででもそこからまた増殖しますので、駆除する時は一気にやってしまうのがコツです。
さらに、コケそうじを散布するタイミングも大切です。
「コケそうじ」の効果的な使い方
イシクラゲが乾燥した状態で散布しても、ほとんど効果がありません。
- 雨上がりの時などイシクラゲがブヨブヨした状態の時に、散布する。
- イシクラゲは表面がヌルヌルしてますので、薬剤はたっぷりと散布すると効果的。
- 散布してから2~3日で効果が表れます。
- イシクラゲの色が黒色から黄色っぽい色に変わり、徐々に縮んでいきます。
ここで注意点。
雨天の時は避けましょう。
雨が降っている時に散布すると薬剤が流れてしまい効果が得られませんので、必ず雨上がりでイシクラゲが柔らかくなった時に散布するようにしましょう。
しかし、「雨が降るをのそうそう待っていられないよ」という方もいらっしゃいますよね。
そんな時は、ホースなどで水を撒いてイシクラゲをブヨブヨの状態にしてから散布する方法もあります。
イシクラゲの対策方法
そもそも、イシクラゲが発生するには原因があります。その原因を取り除くことで、イシクラゲを根本から駆除することができますが、そう簡単なことではありません。
イシクラゲが発生する原因は、水はけが悪いことが原因です。
芝の根が詰まったり土が固くなることによって、水はけが悪くなります。
ですので、土壌の改善が必要です。理想的なのは芝生を全面張り替えることです。芝生を剥がし、枯れた芝の根を取り除き水はけを良くすることが大切です。
ここまでしなくてはいけませんので、とても大変な作業ですね。
芝を剥がすのは時間も体力も使います。それに比べれば効果は半減するかとは思いますが、エアレーションという手もあります。
エアレーションとは芝生の表面に専用の器具を使って穴をあける作業です。
私も使ってますが、こんな形の道具です。
穴をあけることで、水はけがよくなります。それに加えて芝の根も切れますので、根詰まりを解消することもできます。
なかなか体力のいる作業ですが、根切りをしないと古い根が邪魔をして水はけが悪くなりますので、芝生を元気に育てるには必要な作業です。
しかし、根詰まりが酷かったり、土が硬くなってますと効果は得られない可能性がありますので、そういった場合は古い芝生をはがして新しく芝を貼り直したほうが効果的です。
最後に
イシクラゲが大量発生する場合は水はけが悪くなっている場合です。イシクラゲが発生するということは、苔も生えるということです。
イシクラゲが生え、さらに苔まで生えた状態でしたら、部分的に駆除するより芝生をすべて張り替えることをおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m