くらしの知恵.ラボ

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ネット依存は人ごとではない!深刻な状況に。

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皆さんはネット依存症の専門外来があることをご存じでしょうか。その病院へ訪れる患者の9割がゲームによるものだといいます。驚くべきことにその7割が未成年者だそうです。なんとも深刻な問題ですね。

 

 

ネット依存の本質はゲームが止められない話だけではない

ネット依存は何もゲームにばかり没頭するといった病気ではありません。学校や会社に遅刻が多かったり、引きこもりになったり、家庭内で暴力を振ったりすることも症状だとして現れるそうです。

引きこもりには様々な理由があると思います。友達とのコミニケーションがうまく取れないとか、いじめによって心に傷を負い自分の空に閉じこもってしまう、そのような原因によって引きこもりが起きるものだと私は勝手に思っていました。

しかし、引きこもりの原因にネット依存があったとは正直驚きを隠し切れません。

ネット依存は何も行動だけのことではありません。ネット依存によってうつ病などの合併症を起こしたり脳の萎縮が見られた患者もいると言われています。

こういうことを聞くとネット依存は医学的に病気だとはっきりとわかりますね。

重症になると入院させるケースもあるようです。入院させてネット環境と強制的に切り離すためです。

「ネットのある環境から強制的に切り離す」似たような話をどこかで聞いたことがあるなぁ。そうだアルコール依存症や薬物依存症の治療もこのような治療方法をとってますね。

ネット依存と聞くとどことなくゲームのやり過ぎといった軽いイメージがありますが、治療方法を聞いていただければ重篤な病気であることがわかっていただけのではないでしょうか。

ネット依存は五感が奪われてしまうと言われているそうで、それを取り戻すことが大切なんだとか。

新聞で初めて知った団体ですが、「日本デジタルデトックス協会」という協会があります。協会の代表曰く「自分をコントロールできなくなると言う意味ではネットはお酒や薬物と変わらない」と指摘しています。

 

ネット依存の低年齢化が深刻な状況に

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先ほどご紹介しました「日本デジタルデトックス協会」ですが、この協会が主催するキャンプがあります。

そのキャンプには親に連れられてくる幼い子供も参加するそうです。目的はもちろんネット環境から遮断するためです。

「幼い子どもをネット環境から切り離す?」一昔前の親ならそう思うかもしれません。

しかし今では小学生にとどまらず幼稚園児までもがネット依存が始まっているそうです。深刻ですね。

しかし、このキャンプに参加している子供たちだけの話ではないようですよ。もっと身近なところでネット依存の低年齢化は非常に深刻な問題になっているのです。

私はデパートでこんな光景を見たことがありました。

子供用のカートに乗った幼い子供が、母親のスマートフォンをいじってる姿です。 3歳か4歳かそのくらいの小さな子供でした。買い物に飽き飽きし痺れを切らした子供をなだめるためにスマホを渡したのでしょう。

当の母親はばったり出くわしたであろうママとおしゃべりに夢中です。このような光景を1度や2度見たことがあるのではないでしょうか。

今はささいなことのように見えるかもしれませんが、こんな小さな出来事からネット依存は始まっているのかもしれませんね。

 

ネット依存は5年も前から懸念されていた

ネット依存というと最近できた言葉のように思えますが、実は5年前からすでに懸念されていたそうです。

ゲーム脳と言う言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ゲームのやり過ぎによって感情がコントロールできなくなると言われてましたね。

今では5年前に比べ、患者が5倍にまで増えてしまっているそうで衝撃的な結果になってます。

5年前の調査ではネット依存者は約50万人だったそうである。すでにそれだけの患者がいたにもかかわらず、疾病に分類したのは今年の6月です。

世界保健機関WHOがゲーム障害という疾病に分類しました。

ゲーム障害についてはこちらの記事をご覧ください。

ゲーム障害ネット依存が疾病認定へ。あなたのお子さんは大丈夫ですか? 

 

ネット依存の主な症状

ネット依存の主な症状は以下です。

  • 日常生活に支障が出る
  • インターネットは止められない
  • 学校や職場を遅刻欠席してしまう
  • 成績の低下
  • 昼と夜が逆転した生活
  • 食事を取らない
  • 暴力や引きこもり
  • うつ病などの合併症
  • 脳への障害

以上がネット依存の主な症状ですが、どれを見ても日常生活に支障をきたすものばかりなことがわかっていただけるのではないでしょうか。

どれをとっても健常な生活習慣ではありませんので、自分の子供がこのような症状になればすぐに気づくことができるかと思います。

しかし、まさかこのような症状の原因がインターネットだったとは知る由もありませんでした。

もっとネット依存が重篤な病気であることを広めるべきですね。

インターネットが普及した世の中のせいにばかりはしていられません。親は現場もっと深刻に受け止め自分の子供は自分で守る気持ちを持つべきではないでしょうか。

愛する子供がネット依存になってからでは遅いのですから。

 

最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m