キャンピングカーと聞くとマイクロバスのような大きなクルマを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、キャンピングカーにも普通のクルマ同様に種類があります。
先ほど触れましたが、マイクロバスのように大きなキャンピングカーや、トヨタハイエースや日産NV300といった車をベースに改造されたキャンピングカーもあります。
もう少し小さいサイズなら、トヨタタウンエースや日産NV200などをベースにしたキャピングカー。
さらに小さいサイズのキャンピングカーなら、軽ワンボックスカーや軽ハイトワゴン、軽トラックなどをベースに製造されたキャンピングカーがあります。
その中でも人気が上昇中なのが軽キャンピングカーです。
巷では軽キャンパーと呼ばれ、車両ベースが軽自動車というメリットを生かし、今までのキャンピングカーでは想像もできなかった低価格で買うことができるため、大注目のキャンピングカーです。
- 軽キャンピングカーといっても車種はさまざま
- 見た目重視ならキャブコンタイプ
- 普段使いからアウトドアまでさり気なく使うならバンコンタイプ
- 軽キャンピングカーの3つのデメリット
- 軽キャンピングカーはこんな人におススメ
- 最後に
軽キャンピングカーといっても車種はさまざま
軽キャンピングカーといってもボディー形状が様々です。大きく分けてボディー形状は2タイプ。
軽ワンボックスボディをそのまま利用したバンコンタイプ。軽トラックをベースに荷台部分にシェルと呼ばれる居住スペースを架装したキャブコンタイプがあります。
バンコンタイプはボディをそのまま使いますので、軽自動車規格すなわち黄色ナンバーのままです。
キャブコンタイプは、荷台部分にシェルと呼ばれる居住スペースを架装しますので車体が大きくなり、軽自動車規格をオーバーする場合が多々あります。
軽自動車規格をオーバーした場合は小型乗用車扱いになり、更にキャンピング登録になりますので、ナンバープレートの色はは白になり更に8ナンバー登録となります。
もちろん、軽自動車規格に収まっていればキャブコンタイプでも黄色ナンバーのままです。
維持費重視ならバンコンタイプ、小さいながらに広さも欲しいならキャブコンタイプと言ったところでしょうか。
見た目重視ならキャブコンタイプ
一目でキャンピングカーだとわかるのはキャブコンタイプです。
キャンピングカーをあまり知らない人でも、見た瞬間に普通のクルマではない事に気付くはずです。小さくてもキャンピングカーのイメージに相違ないスタイルです。
スタイルが本格的なキャンピングカーだけに普段使いに制限がありますが、それ故にキャンピングカーの魅力がたっぷり詰まっているのがキャブコンタイプです。
普段使いからアウトドアまでさり気なく使うならバンコンタイプ
外観からはキャンピングカーだと気づかれにくいのがバンコンタイプです。
屋根が開閉し、もう一つの就寝スペースに展開できるポップアップルーフを備えたバンコンもあります。ルーフに違和感が無く装着されてますので、一目見ただけでは気づかれにくいのがバンコンタイプです。
キャンピングカー感を押し出したい人にとっては、物足りないと感じるかもしれませんが、逆に普通っぽさやさりげなさがバンコンの魅力だと思います。
お買い物からアウトドアまで違和感なく使えるのはバンコンタイプです。
軽キャンピングカーの3つのデメリット
あえてデメリットのみをご紹介したいと思います。
- 燃費が悪い
- タイヤの減りが早い
- 就寝スペースは確保できても荷物スペースが少ない
1と2は、実は深い関係があります。
そもそもキャンピングカーベースになる軽バンや軽トラックは、もともと燃費はさほど良くはありません。原因は排気量の割に車重が重いからです。
キャンピングカーに改造する事で、さらに車重が増します。(キャブコンなら300㎏程度増える)
すると、「スピードが出にくい、更にアクセルを踏み込む」を繰り返す走りに自然になってしまいますので、燃費が悪くなってしまうのです。タイヤの減りも車重が増す事によって磨耗が早まりますので、その辺りのコストも計算に入れなければなりません。
3.の就寝スペースは確保できても荷物スペースが少ないというのは、軽キャンピングカーは空間に制限がありますが、就寝スペースをしっかりと確保できるだけの空間はあります。
しかし、就寝スペース以外の、荷物を置く場所を確保する事が物理的に難しいのです。
頭を捻り、テトリスを組み合わせるかのように、限られたスペースに荷物を置く工夫が必要です。
繰り返しになりますが、軽キャンピングカーは見ての通り空間に制限があります。限られた空間の割にはそれなりの広さを確保できますが、ハッキリ言って狭いです。
1人又は2人で使うのが理想的ですが、お子さんが一人で小学生低学年まででしたらご家族でも使えるかと思います。
このようなことから、夫婦二人でオートキャンプを楽しむなど購入目的がハッキリしているのでしたら、軽キャンピングカーはとても魅力的です。
しかし、購入目的が価格や維持費だけに捉われてるのでしたら、もう一度よく検討することをおすすめします。
軽キャンピングカーと言えども、200万円以上しますので。
軽キャンピングカーはこんな人におススメ
- 一人旅が趣味の方
- 夫婦、もしくはカップルで利用する
- お子さんがまだ小さいご家族
最後に
いかがでしたでしょうか。
価格が高いのが当たり前のキャンピングカーですが、 軽キャンピングカーが発売されてからというものキャンピングカーはとても身近な乗り物になりました。
小さくてもギャレー(キッチン)も付いてますし、就寝スペースもきちんと確保できます。
しかし、先ほどお伝えしたように軽キャンピングカーにはデメリットもあります。目的に合わなければ価格がリーズナブルといえども後で後悔してしまうことになりかねませんので、じっくりと検討することをおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m