くらしの知恵.ラボ

日常生活に役立つ情報や日々のお悩みを一緒に考えていくブログ

オートマ限定免許にして後悔する?必要になったら限定解除という手もある!

f:id:step4295:20170616183447j:plain

普通自動車の免許を取ろうと思いますが、AT限定免許にするか悩んでいます。

といった、話を聞く機会がありました。

乗りたいクルマはオートマ車だけど、就職するにあたり仕事などでMT車を運転する機会があったらどうしよう?

そもそも、AT限定免許は、就職に影響するのだろうか?

など、AT限定免許を取得することへの不安は、AT限定免許が創設られてから26年が経つ今でも絶えることがないようです。

 

 

AT限定免許とは

まず初めに、自動車免許のAT限定免許に対し、MT限定免許があると勘違いされてる方がいるようですが、MT限定免許と言う運転免許の種類はありません。

通常取得する自動車免許はMT車もAT車も両方運転できます。

それに対し、AT限定免許はAT車しか運転できません。

平成26年調べでは、全国の自動車教習所での免許取得者数の約56% が、AT限定免許を取得しているという結果が出ています。

都内のある自動車教習所では、約69%がAT限定免許を取得していました 。

現在では全国的に見てもAT限定免許を取得する割合は6割を超えているというデータもあるようです。

AT限定免許創設と若者のクルマ離れ

AT限定免許を創設したのには若者のクルマ離れが関係しているのではないかと言われています。

そもそも車に興味がないので運転免許は必要ないと考えている人にとって、しんどい思いをしてまで運転免許を取ろうとは思わないのでは。

面倒な思い(クラッチ操作)をしてまで免許が欲しいとは思わない。といったところではないでしょうか。

そういった観点からAT限定免許なるものが創設されたのかもしれません。

もっと踏み込んだ言い方をするなら、車に乗る人が減れば国にとっての大きな収益(自動車税・重量税・ガソリン税・などなど)が減ってしまい困るので、より免許が取得しやすいAT限定免許を創設したとも考えられますが、いかがでしょう。

 

AT限定免許のメリット

  • 「限定なし自動車免許」より教習時間が短い。
  • 費用が安く済む。
  • クラッチ操作がいらないので運転がMT車に比べ楽。

 

AT限定免許のデメリット

  • 自分の車だけを運転するのならAT限定免許でも良いでしょうが、職場などでMT車があった場合、運転が出来ない
  • 社用車にMT車を使っている会社では場合によっては就職に不利になることもある

 

自動車学校に通い始めてからでもAT限定教習に変更ができる

 AT限定免許教習中に「限定なし普通免許」への変更はできませんが、「限定なし普通免許」教習中にAT車限定免許への変更はできます。 

教習所ではこのことを【転科】といいます。

自動車学校によっては手数料を支払わなければならない場合がありますので、転科をお考えなら教習所に相談する事をおすすめします。

 

AT限定免許は限定解除ができるって知ってましたか?

 AT限定免許は決められた講習と卒業検定を受ければ限定を解除できます。 

ただし、教習期限があり3ヶ月以内に卒業できないと、また最初からやり直しになりますので気をつけなければなりません。

3ヶ月と期限が決められていますので、よく日程を検討してから自動車学校に通うようにすると、時間も費用も無駄にすることがないと思います。

  

最後に

近い将来、自動運転が実用化されれば今にも増してMT車が減っていく事は間違いありません。

なぜなら、自動運転車両は MT車では構造上不可能ですので、必然的に自動運転車のトランスミッションはオートマチックになります。

今や貨物自動車でさえAT車が増えてきてます。農家さんがよく使う軽トラックでさえAT車を買う方が増えてきてるのも事実です。

貨物車やスポーツタイプの車以外は、約90%の自動車がATのみの設定になってきてます。

AT限定免許取得の比率が60%を上回った今、AT限定免許でもなんら不便はなくなる時代が来たと言えるかもしれません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

おすすめ記事